第 55回日本嫌気性菌感染症学会総会・学術集会
会長 國島広之
聖マリアンナ医科大学 感染症学講座 主任教授
このたび、第55回日本嫌気性菌感染症学会総会・学術集会を、下記日程にて開催することになりました。神奈川、横浜の地にて、伝統ある本学会の会長を務めさせていただくことを大変光栄に存じております。
日本嫌気性菌感染症学会は従来から、嫌気性菌に関する学会として、内科・外科・産科・歯科領域、薬剤耐性菌、医療関連感染、Clostridioides difficile感染症、プロバイオティクスなどについて、多くの専門家の参集により、基礎・臨床研究について情報共有して参りました。
2020年にわが国では新型コロナウイルス感染症のパンデミックが、横浜停泊中の豪華客船から始まりました。感染症の脅威は社会を含めて大きな共通課題であるとともに、今後も様々な新興感染症の発生に立ち向かっていく必要があります。
ヒトだけではなく、多くの人獣共通感染症、温暖化やコロナ禍で明らかとなった換気の重要性など環境の重要性から、ワンへルス(ヒト・動物・感染症)の視点が今後より一層不可欠になると存じます。
本学会が嫌気性菌感染症学の発展に更に寄与することを願っております。ぜひ、皆さまを横浜で心からお待ちしております。